註)オズボーン氏の論文『雇用の未来』の中で、コンピューターに代わられる確率の高い仕事として挙げられたものを記載
人間の仕事はどんどん無くなるぞ
もうだいぶ前から、例えば駅の改札とかガソリンスタンドとかもともと人間がやっていた仕事が、どんどん無くなってるよね。
当初はこんな単純作業、単純労働職がAIや移民に奪われるって話だったけど、最新のデータだと教員や弁護士・会計士などの『センセイ』たちも候補に挙がり始めたよね。
警官や役場の職員などの、昔は『安定』というカテゴリに入っていた公務員というものも、この大きな波から逃れることは困難みたいだよ。
そうなんだよね。まぁ移民に関しては、まだすこし先のお話にはなりそうだけどAIに関してはもうすぐそこにある現実だもんね。
ほぼ365日24時間フル稼働で睡眠なし、休憩なし、メシは食わないし文句や愚痴もない。
すでにアメリカの研究機関の実験では医師に変わって、膨大なデータを蓄積したAIが患者に対して正しい処方箋を出すことに成功したみたい。AIの医師誕生も近いね。
囲碁や将棋におけるトッププロとAIの試合も記憶に新しいし、自動運転の車に関しては2020のオリンピックまでに実用化されるなんて報道もされてるしね。
もちろん大企業にも寿命はありまっせ
今後たったの10年間で、日本のすべての業界で会社数が半分に激減するみたい。さらにその半分は外資系になるって言われてるんだよ。
人間も含めて、動物の寿命ってね、心拍数が高いほど短命なんだって。それって企業にも当てはまると思うんだ。
近年の日本企業の平均寿命は著しく縮まっているんだ。
1970年代の企業平均寿命は50年。
2015年の企業平均寿命はなんと6年!
驚くことにその平均寿命はなんとこの30年余りで8分の一にまで縮めているんだよ。
もちろんあくまで平均値であって、中央値ではないからって感じではあるけど何だかなぁって切なくなったりはするよね。
一心不乱に走って走って走りまくって、心拍数が上がりすぎてるんじゃないかな。
この国の教育システムのせいなのか未だに大多数が望んでいる、
なるべくいい大学に入って、
なるべくいい企業に就職して、
なるべく安定した所得を得て、
退職金と年金で老後を過ごす
なんて
甘い考えは早く捨てたほうが、賢明であることは間違いないね。そんな時代は終焉を迎えるんだ。(因みに筆者はバリバリの中卒です。笑)
「サラリーマン」「就職」「退職」などという概念は、ほんとにもうすぐに化石になると思うよ。
「新時代の幕開け」成長社会と成熟社会
これまで多くの日本企業は自国という狭ぁ〜いマーケットを主戦場として商売をしていたんだけど、それなりに国も豊かで、成長社会ということも相まってさ、さまざまな会社がウジャウジャ存在してたんだよね。
成長社会ではその『おこぼれ頂戴』的な会社が問題なく存在できたし、それなりに存在意義もあったとは思うんだけど、成熟社会に突入して久しい現在は、そういうおこぼれ頂戴的な会社はぞくぞく淘汰されてきてる。
ほんの60年でこのシステムはサクッと崩壊したんだ。もう気持ちを切り替えて新時代の幕開けを楽しむくらいの心持ちでいたほうがいい。
20世紀は成長社会
21世紀は成熟社会
会社に社蓄として可愛がられても、もはや高値で売られることさえ皆無。
時代は変わったんだ。
その通りだね。
企業の寿命を縮めたのは、「IT化」と「グローバル化」。
このふたつ。
でもね、このふたつがあったからこそ、
個人が組織に頼らずに自分たちの手で未来を切り拓く
という選択肢が21世紀には加わったんだ。
ひとつのものが滅びれば、それと同時に必ず新たなものが誕生する。仕方が無いことだし、受け入れて自分自身も変化するべき。
「オーガニゼーション」が消えて、そこに新たに誕生するものは「フリーエージェント」なんだよ。
そのフリーエージェントの根幹をなす概念が『自由』なの。それは偶然を必然化しようとする意志から生まれるんだ。
会社から離れる機会(チャンス)が、たまたまだったとしても訪れたのなら、勇気を持ってその機会をしっかりと掴んだほうがいい。
こんな時代に、ひとつの会社に忠誠を誓うことは、不自由であると同時に、非常にリスクが高いんだよ。
新時代をどう生き抜きゃいいんすか
これからの時代というか、もう今この瞬間もすでにそうなんだけど、自分で稼ぐ能力が「問われる」時代ではなく、
『自分で稼ぐ能力』は必須な時代なんだよ。
僕は『稼ぐ能力』=『生きる能力』だと考えているんだ。
雇われっていうのは自分の時間を企業に買ってもらってるにすぎない。
本当の意味での『稼ぐ』とは大きく違うんだ。
雇われてるほうが楽とか、指示してもらわないと動けないとか、そんな生ぬるいことを言ってる場合じゃないんだよ。
だからフトシくんもさ!どんどんチャレンジしてさ!
変化を恐れず受け入れて、且つ楽しもうよ!
よ〜し!!がんばるぞ〜!!
まとめ
- AIや移民に奪われる職種は単純作業、単純労働職だけではなく、教員や弁護士・会計士または公務員も含まれる。
- 今後10年間で、日本のすべての業界の会社数は半減しさらにその半分は外資系になる。
- ほんの60年でこの国のシステムは崩壊したといえる。気持ちを切り替え、新時代の幕開けを楽しむ。
- 企業の寿命を縮めたのは、「IT化」と「グローバル化」。しかしこのふたつがあったからこそ、個人が組織に頼らずに自分たちの手で未来を切り拓くという選択肢が21世紀には加わった。
- フリーエージェントの根幹をなす概念が『自由』。それは偶然を必然化しようとする意志から生まれる。会社から離れる機会(チャンス)が、訪れたのなら勇気を持ってその機会をしっかりと掴む。
- これからの時代は自分で稼ぐ能力が「問われる」時代ではなく、『自分で稼ぐ能力』は必須な時代。
- 『稼ぐ能力』=『生きる能力』。雇われというのは自分の時間を企業に買ってもらってるにすぎない。本当の意味での『稼ぐ』とは大きく違う。
今回は失業のリスクに焦点を当ててお話してみましたが如何でしたか?
サラリーマンとしてひとつの企業に従属することが善という、古風な考えは捨てた方が賢明なのは間違いありませんよね。
ご自身の手でご自身の未来を切り開き、時代の変化を楽しみながら進んでいってくださいね。
本日も最後までお付き合い下さいましてありがとうございました!