そもそもパンダアップデートとは何ぞや?
『パンダアップデート』とは 2011年に英語圏を中心に導入されて話題になった、 Googleの『検索アルゴリズムアップデート』のことなんだ。 主に『低品質でゴミみたいなコンテンツが検索結果の上位に表示されにくくするため』に行われているものなんだよね。(2012年7月に日本にも導入) このユニークな呼称はね、当時の開発担当の中心人物のパンダさんって人の名前に由来してるんだよ。 ペンギンアップデートは白黒つけるとか、そんな意味があったみたい。
最近のGoogle検索では以前に比べて、『良質なコンテンツ』が検索上位に表示されるようになってきてる。 この現象は『パンダアップデート』による相対的効果なんだ。粗悪なコンテンツが消えれば、結果的にその他良質なコンテンツが上がるってことだね。
ゴミコンテンツを成敗いたす。~打ち首獄門の背景~
かつては『コンテンツ・ファーム』と呼ばれた、ユーザーに大した価値を提供しないゴミコンテンツを膨大に保有するwebサイトが、そのスケールメリットを利用して、様々な検索結果において上位を総ナメにしてたんだ。 2010年前後のGoogleの検索結果はね、今では考えられないほど、ユーザーにとっては役に立たないゴミサイトがたくさん検索上位に表示されていたんだよね。 一方、Googleが行っている精度評価で、良質とされていたサイトの検索順位は芳しくなかったんだ。 そんな品質の低いゴミコンテンツが検索上位に表示されているままだと、検索ユーザーの満足度を低下させちゃうよね。 だって本当に求めている情報を見つけるまでにすっごい時間がかかるじゃん。そうなると、広告収入が主なキャッシュポイントであるGoogleもめっちゃ困るわけ。 そうした状況にジャーマンスープレックスを食らわせ、低品質なゴミコンテンツを成敗する目的でこのアルゴリズム・アップデートが行われたんだ。 (導入当初は「ファーマー・アップデート」と呼ばれていました) その威力はすさまじくて、全検索結果の11.8%が大きく変わることになったの。すっごいよね。 低品質なゴミコンテンツを検索結果から排除する、この『パンダアップデート』の導入によるメリットは大きく2つあるんだよね。 ひとつは結果的に検索結果上位に品質の高いウェブサイトを表示できるようにすること。 またもうひとつは、そうした環境を整えることでwebサイト制作者に独自性や専門性が高く、そしてユーザーの役に立つコンテンツを作成する意義を根付かせる目的もあったと考えられるんだ。
SEOへの影響
『パンダアップデート』の影響を受ける人々はこんな感じ。 などなど。
ね? よくよく確認してみるとさ、そんなビクビクするようなものではないってわかるでしょ?ふつうのことなんだよね。これって。
SEOで注力するとこってさ、検索アルゴリズムを分析して抜け穴を探すんじゃなくてさ、『ユーザーに対して有用なコンテンツを提供する』ことだから。
アルゴリズムの解読みたいなことにばっか時間使ってる人もいるけどさ、そんなヒマがあったら、一個でも二個でも良い記事を書いた方がいいって。ほんと。
まぁ人それぞれだけどね。
(現在パンダアップデートは月に一回程度の頻度でデータをリフレッシュし、自動更新されてます。手動更新時のような告知、アナウンスはほぼされなくなり、webサイト運営者等がパンダ・アップデートによる順位下落に気付く事はとても難しくなってきています。)
僕らwebサイト運営者が持つべき思考
何にしてもGoogle先輩が『ゴミはゴミ箱へ』って感じで成敗してくれたのはいい事だよ。 まぁそれはそれとしてね、僕ら個人アフィリエイターを含めたサイト運営者がきちんと考えておくべきことがあると思うんだ。 今でもたまに聞くんだけど 「パンダ・アップデートに対応するためにはどうしたらいい?」とか 「オリジナルなテキストは大体何文字あれば良いの?」とか 「内容がカブってるページの割合は何%までなら大丈夫かな?」とか これは『視点』や『思考』をすこし改めたほうがいいね。『物事の本質』や『背景にある意図』を理解すればこんな質問は出ないと思うんだ。
パンダアップデートは「自分のサイトの検索順位が下がる」というマイナス面に目が行きがちだけどさ、「良いサイトを作れば順位は上昇しやすい」って前向きに捉えることのほうが大事だと思うんだ。なんでもそうじゃん。 Googleはユーザーにとって有益なサイトを高く評価する姿勢を常にとってるんだ。パンダアップデートもその一環なんだよ。 webサイトを作成するときは、SEOとして有益かどうかを考えるんじゃなくってさ、まずはユーザーにとって有益かどうかを考えてみようね。これがいちばんのSEOなんだ。